【2026年版】エンジンオイル交換の時期はいつ?メーカー別の推奨目安と失敗しない選び方

エンジンオイル交換の目安

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車を長く乗るならメンテナンスが重要ですが、メンテナンスの第一歩であり基本なのがエンジンオイルの交換です。
エンジンオイルの交換は、自動車メーカーごとに推奨時期が違っていて、意外と悩ましいことかもしれません。
この記事では、愛車のコンディションを良好に保つための「エンジンオイル交換」を、基本的なことから詳しく解説します。

目次

エンジンオイルの大事なお仕事

エンジンオイルのことを「血液」に例えることがありますが、そう言われるだけあって重要な役割を担っています。
とはいえ、多くの方は「定期点検で交換してもらった」くらいの感覚ではないでしょうか。
まずは、ボヤっとしか知っていないであろうエンジンオイルの役割と、種類や規格の基本を知ることにしましょう。

エンジンオイルの役割

エンジンオイルには、いくつかの重要な役割があり、そのどれもが「エンジンを守る」という重要なミッションです。
主な役割は以下のとおりですが、当然ながらエンジンオイルが”使い物になる品質”であることが求められます。

・エンジンの潤滑油 … 金属摩耗を減らし、エンジンを長持ちさせる働き
・ エンジンの冷却 … 摩耗や燃焼による熱を冷却する働き
・ 密封作用 … エンジン内部の気密性を維持しガス抜けを防ぐ働き
・ エンジン洗浄 … エンジン内部の汚れを吸着する働き
・ エンジンの防錆 … エンジン内部の水分などによる錆を防ぐ働き

これだけの役割を担っているオイルが劣化すれば、エンジン不調へ直結することが理解できるでしょう。
また、エンジンオイルだけではなく、車自体が継続的な使用をすることが重要で、放置し続けると本来の性能を出せなくなります。

エンジンオイルの種類

エンジンオイルは、製造方法によっていくつかの種類に分かれていて、はっきり言えば「高いほど高性能なオイル」です。
エンジンオイルとして使われることを前提として生産されるオイルを「ベースオイル」と言いますが、大雑把に「鉱物油」と「合成油」に分かれます。
鉱物油は、原油から不純物を取り除いたベースオイルで、劣化や酸化しやすい代わりに安価なところが特徴です。
一方で合成油の方は、鉱物油から硫黄等の不純物を極力取り除いて作るベースオイルで、鉱物油より高品質な代わりに高価になります。
この2種類に加え、鉱物油と合成油を混ぜ合わせた部分合成油(多くの場合、合成油が80%以上)や、合成油を分子化し化学的に構造を変化させて作る化学合成油などがあります。
安い鉱物油がダメかといえばそんなこともなく、街乗りメインで走行距離も短いようなら、合成油はオーバースペックなのかもしれません。
また、旧車などの場合には鉱物油が推奨されることが多いので、「高いオイル=正義」というのは誤解です。

オイル粘度とグレード

エンジンオイル選びで何より重要なのは「オイル粘度」で、自動車メーカーはモデルごとに推奨粘度を指定しています。
このオイル粘度ですが、オイル容器にデカデカと表示されているので、見たことがあるはずです。

エンジンオイルの粘度表記(5W-30)の例
出典:カストロール公式HP

カストロール社のエンジンオイル缶ですが、「5W-30」という表記がされています。これがオイル粘度を示す数値です。
WはWINTER(冬)の略で、Wの前の数値が低温時の粘度、後ろの数値が高温時の粘度を示しています。
数値が低いほど粘度が低く(サラサラ)、流動性が高いことを示していて、Wの前の数値は使用できる最低気温の目安でもあります。

数値0W5W10W15W20W25W
最低気温-35℃-30℃-25℃-20℃-15℃-10℃

後ろの数値は大きいほど高温時に粘度を保てるので、スポーツカーなどの高性能車にとっては重要な指標です。
ちなみに現行型プリウスの推奨オイル粘度が「0W-16」なのに対し、日産GT-Rは「0W-40」となっていて、GT-Rの方が高速走行を前提としたオイル粘度であることが分かります。

エンジンオイルの交換時期はいつが正解?

エンジンオイルは、定期的に交換すべき消耗品です。これを怠れば、最悪エンジンブロー(エンジンが機能停止に至ること)してしまいます。
では、どのタイミングでエンジンオイルを交換すべきか、一般ユーザーが知っておくべき基礎知識を説明します。

一昔前までの「5,000kmか6ヶ月」ごとの交換という常識

平成初期のころまでオイル交換といえば「5,000kmまたは6ヶ月の早いタイミング」というのが常識でした。
ディーラーどころかガソリンスタンドでも、嫌になるくらい「もうオイル交換ですね」なんてセールストークをされたものです。
ところが、車やエンジンオイルの性能が上がった今となっては、”そのタイミング”でのオイル交換は必要ではなくなっています。
未だに「5,000kmまたは6ヶ月」と思っている方は、知識のアップデートが必要なのかもしれません。
ただ、最近多い「直噴エンジン」は汚れやすいという評価もあるので、あえて「5,000kmまたは6ヶ月」での交換は”全然あり”です。

自動車メーカーごとの交換推奨時期

今どきの自動車は、メーカーごとにオイル交換の推奨時期が明示されていて、基本的にそれに従うのが無難です。
主な自動車メーカーごとのオイル交換推奨時期は以下のとおりですが、かなり違うことが分かります。

メーカー名区分ノーマルコンディションシビアコンディション
メーカー名区分ノーマルコンディションシビアコンディション
トヨタNA15,000km/1年7,500km/6ヶ月
ターボ5,000~10,000km/1年未満2,500km/3ヶ月
ホンダNA10,000~15,000km/1年5,000km~7,500km/6ヶ月
ターボ5,000km/6ヶ月5,000km/6ヶ月
日産5,000~10,000km/1年車種による
スバル10,000km/1年
スズキ軽自動車2,500~5,000km/3~6ヶ月
普通車10,000~15,000km/3~6ヶ月
ダイハツNA10,000km/6ヶ月5,000km/6ヶ月
ターボ5,000km/6ヶ月2,500km/6ヶ月
マツダガソリン15,000km/1年7,500km/6ヶ月
ディーゼル10,000km/1年5,000km/6ヶ月
メルセデス7,000~10,000km/1年未満
BMW15,000km/1年
Mシリーズ7,000~10,000km/1年未満

一般ユーザーにとって難しいのは「シビアコンディションって何?」ということです。具体的には以下のシチュエーションのことを指します。

・悪路走行・低速走行
・ストップ&ゴーの多い走行(渋滞や都市部)
・山道やアップダウンの激しい道
・短時間走行の繰り返し

日本国内の走行シーンを考えれば、実はほとんどがシビアコンディションというのが実情です。

メーカーの推奨時期は限界ギリギリと考えておくのが無難

自動車メーカーが推奨するエンジンオイルの交換時期は、ある程度の余裕を持った数値ですが、それは「限界ギリギリ」と考えたほうが無難です。
先ほども言ったとおり、日本で個人使用される車の多くは「シビアコンディション」で酷使されています。
もちろん、自動車オーナーの務めとしてエンジンオイルの残量やコンディションのチェックはするとして、早めのオイル交換が愛車のためには大切です。
特にドイツ車で多いロングライフオイルは、あまり信じすぎていると車を傷めることがあります。

極端な事例かもしれませんが、オイル交換は余裕をもってやるようにしましょう。

エンジンオイルの交換しすぎってどうなの?

エンジンオイルを通常より早めに交換することは、愛車に何か悪影響を及ぼすのでしょうか?
答えを言ってしまえば、愛車への悪影響は全くありません。お財布に余裕があるなら、それを止める理由などない・・・とさえ言えます。
ただ、実際のところは「無駄」にちかい行為なので、早めの交換にしても「少し早め」程度に留めておきましょう。

オイル交換のタイミングは自分で把握することが大事

あまり愛車を走らせないドライバーにとって、エンジンオイルを交換する間隔は長くなる傾向があります。
とはいえ、愛車を長く乗るためにはエンジンオイルの適切な交換は不可欠なものです。
せめて「いつ」「何キロ走行時点で」交換したのか、把握しておくことが自動車オーナーとして最低限の務めとさえいえます。

あまりにも無知すぎると、悪徳なガソリンスタンドの店員に騙されたりするので注意しましょう。

まとめ

今どきの車は性能も耐久性も大きく向上し、適切なメンテナンスを行っていれば20年でも20万キロでも余裕で持ちます。
その”適切なメンテナンス”の第一歩がオイル交換です。難しいことは何もないので、愛車のオイル交換時期を把握し、メーカーが推奨するタイプのオイルを定期的に交換しましょう。
それがトータルコストの低減に役立ちます。

エンジンオイル交換の目安

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