マイルドハイブリッド車はバカにされる存在なの?そんなことはありません

マイルドハイブリッド車解説

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日本ほどハイブリッド車信仰が強い国もないような気がしますが、実はハイブリッド車について正しい知識を持っている人は多くない印象です。
そんな中、「マイルドハイブリッド車」だけはバカにする風潮があり、それに対する反論をしてみたいと思いたちました。
この記事では、マイルドハイブリッドの大いなるメリットを語り、「それも良いかも」と思わせることに主眼を置いています。

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目次

ハイブリッドシステムも種類とそれぞれのメリット

ハイブリッドシステムの種類

ハイブリッド車とは2つ以上の動力源を持つ車のことを指し、一般的には内燃機関(エンジン)とモーターを備えた車のことです。
そこまでは知っていたにしても、ハイブリッドシステムには大きく分けて3種類あることをご存じでしたでしょうか。
まずは、3種類のハイブリッドシステムの仕組みや特徴を知ることからスタートします。

ハイブリッドの王道!スプリット方式

多くの方がハイブリッド車と聞けばトヨタ自動車のそれを思い浮かべるはずで、それは「21世紀に間に合いました。」というキャッチコピーと共に1997年にデビューしたプリウスの影響が大きいからです。

一昔前はハイブリッド車=プリウスってイメージでしたよね


このプリウスで採用されたのが「トヨタ・ハイブリッド・システム(THS)」という機構でした。
THSは、発電用と駆動・回生ブレーキ用の2つのモーターを備えたスプリット式ハイブリッドです。
初代プリウスが凄かったのは、採算度外視だった販売だったことで215万円という価格は他社のエンジニアから「トヨタにしかできない価格だ」と言わしめたほどでした。


そんな土台があったからこそ今のトヨタを支える技術になったわけで、欧州勢が勝てない理由も理解できます。
このTHSは、燃費という土俵では最強のハイブリッドシステムで、他社の追随を全く寄せ付けない技術です。

燃費がいいって聞いたんだけど本当?

その通り!
市街地走行とか渋滞ん時でも燃費が落ちにくいから、ガソリン代もかなり節約できますよ

世界最古のハイブリッド!シリーズ方式

自動車が世に生まれた当時、内燃機関の性能は恐ろしく低いもので、19世紀の終わりにかのフェルディナンド・ポルシェ博士が作りだした自動車がシリーズ方式のハイブリッド車でした。

そんなに古くからあったハイブリットシステムなのね

エンジン性能が悪かったから苦肉の策としてモーターを使ったんです

このシリーズ方式というのは、エンジンは発電用にのみ使用され構造の単純さが特徴です。
日本で代表的な存在が日産の「e-POWER」というシステムで、発電機付きのEVといえば理解しやすいでしょう。
このシリーズ方式の弱点は高速走行で燃費が伸びない(落ちる?)点で、日産が「e-POWER」を北米市場で展開していない理由でもあります。

ただ街中での走行では大きな問題にならず、EVらしい高トルクは魅力的です。

エンジンが主役!パラレル方式

一般的にマイルドハイブリッドと言われているのは、パラレル(並列)方式というもので、エンジンが苦手とされる発進時などの領域をモーターがアシストします。
基本的にエンジンが主役のシステムで、細かく分類すると以下の3種類に分けられます。

① エンジンとモーターが同一軸で直結されたもの
② 同一軸にエンジンとモーターがあるが分離可能なもの
③ エンジンとモーターが別軸でデフに接続したもの

スプリット方式と比べシステムが簡単で導入費用が少ない反面、こと省燃費という点では大きく見劣りします。
日本では「ハイブリッド車=低燃費」という先入観が強く、そのためパラレル方式(マイルドハイブリッド)がバカにされる傾向が見られるわけです。

確かに燃費性能が見劣りするならねぇ

やはりプリウスの燃費性能が世間に浸透した影響ですね

しかしあくまでエンジン車だと考えれば、このパラレル方式はとんでもなく魅力的なシステムかもしれません。
もちろん高燃費という物差しは否定しませんが、エンジン車で走る楽しみを重視するならパラレル方式一択といえます。

エンジン車好きにとっては最高なマイルドハイブリッド車

つい最近まで無責任な政治家やマスコミは、いずれEVだけになるような言いっぷりでした。
ところがEVの不都合な真実が世に広まり、内燃機関を捨て去るのは時期尚早だという空気になっています。
そこでエンジンを活かすための最適解「マイルドハイブリッド」のメリットについて考えてみましょう。

エンジンの弱い部分をモーターでカバー

エンジン出力は、トルク×エンジン回転数という関係にあるため、どうしても低回転域は苦手な内燃機関にとって領域です。
その低回転域を起動時から最大トルクを出せるモーターでカバーすれば、効率よく車を動かすことができます。
この特徴を走行性能の向上に活かすことができれば、究極に近いエンジン車ができるはずです。
この考え方をストレートに打ち出しているのが、フェラーリ社がマニエッティ・マレリ社と共同開発した「HY-KERSシステム」ではないでしょうか。


スーパーカーの動力性能の向上を主目的として、環境性能の向上はオマケのようなものです(言い過ぎかも・・・)。

燃費を意識するあまりバカにされる存在に・・・

フェラーリのHY-KERSシステムみたいなハイブリッドシステムがある一方で、ほとんどのパラレルハイブリッドは燃費性能向上に主眼が置かれている印象です。
日本においてはそれが顕著で、どうしても「ハイブリッド車=プリウス=高燃費」というイメージが抜けないのでしょう。

どうしてもハイブリッド車は「燃費命」ってなっちゃいますよね


ハイブリットといっても、パラレル方式のハイブリッドシステムとトヨタのTHSは別のものです。
それを”マイルド”なんて言葉でオブラートに包むから、パラレル方式は一部からバカにされる結果になっています。
もちろん燃費の良さは重要な要素の一つですが、それ以外の切り口を考えてみることも必要・・・だと思っています。

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エンジン好きならパラレル方式を楽しむべき

一時期のEV熱も過去のものとなり、エンジン車が世の中から消える可能性は大きく後退したといえます。
っていうか、世界は先進国だけで回っているわけでもないのに、EVを全ての人に押し付けるのは身勝手極まりない行為です。
ただ、純ガソリン車が生存しにくくなっているのも事実なので、エンジン好きなら妥協点としてパラレル方式のハイブリッド車を楽しむことも選択肢の一つといえます。

エンジン車を楽しむっていう視点をもてば考え方も変わりそうだわ

純エンジン車の減少は避けられそうもないので、車好きにはパラレル方式は希望の星なんです

代表的な「走るため」のマイルドハイブリッド車とお得になる極意

今のご時世、一部を除いた自動車メーカーは「環境に配慮しています」と言わざるを得ない環境に置かれています。
そんな中にあって、マイルドハイブリッドを走行性能向上のために利用しているモデルはあり、独断と偏見でオススメのハイブリッド車を推薦します。
かなり主観も入っての内容なので、異論はご自由に(心の中だけで)思ってください。



スバル・インプレッサ「e-BOXER」

スバル・インプレッサ「e-BOXER」
出典:https://www.subaru.jp/impreza/

スバル車といえば伝統の水平対向エンジンが有名ですが、スバルのマイルドハイブリッド「e-BOXER」は燃費の向上はサブ的なものです。
そもそも水平対向エンジンは、一般的なレシプロエンジンより燃費性能が劣るので、マイルドハイブリッドで燃費性能を上げようなんて焼け石に水みたいなものでしょう。

スバル車に燃費を求めるのは間違いで、今までのe-BOXERはアクセルレスポンスの向上にこそ価値があります。
つまりガソリン車らしい走りを損なわないところが肝で、まるでハイブリッド車じゃないような感覚です。
そんなのに意味があるのかって?エンジン車の良さを引き立てることが無駄じゃないことを、インプレッサ「e-BOXER」に乗れば理解できるでしょう。

メルセデス・ベンツ・Cクラス

メルセデス・ベンツCクラス
出典:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/saloon/c-class/overview.html

このISGは、かなり強力に駆動力をアシストしてくれるので、自然なフィーリングでありながら強い加速力を味わうことができます。
もちろん9速に多段化されたATの効果もあって、その滑らかな加減速はうっとりするばかりです。
まあ、お値段も7,180,000円~となっているので、うっとりできなければ損をした気分になるかもしれません。

フォルクスワーゲン・ゴルフ

フォルクスワーゲン・ゴルフ
出典:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html

「世界の車のメートル原器」と評価され続けたフォルクスワーゲン・ゴルフも、今では8代目モデルとなりました。
どうも現行モデルの評判はパッとしないようで、ゴルフオーナーでもあった私も心配しています。
この8代目ゴルフには、BSGというマイルドハイブリッドシステムが採用されていて、ベルトドライブシステムを介してパワーアシストされます。
ベンツのISGと違い安価で後付けも可能なシステムですが、効果は大きく劣るものではありません。

ハッキリ言ってしまえば、欧州勢はトヨタのTHSのような高燃費を諦め、車の魅力の方へ軸足を移したのでしょう。
またゴルフのBSGは、ギクシャクすると日本では評判が芳しくないDSGの変速を滑らかに感じさせる効果もあり、ここが一番のポイントなのかもしれません。
ただ、フォルクスワーゲン社にはEVに全振りしていたことを大いに反省してもらいたいと思っております。

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燃費性能という物差しで見れば、確かにマイルドハイブリッドはバカにされる存在なのかもしれません。
ただ、エンジン車好きにとっては積極的に選択すべき存在だといえます。
とはいえマイルドハイブリッドとはいえ新車は高くなってしまい、値引きを狙おうにもそれも難しくなっています。
そこで重要になるのは、目先の値引き額よりも今持っている愛車を少しでも高く売ることです。
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まとめ:マイルドハイブリッド車

日本におけるマイルドハイブリッドのイメージは、「ストロングハイブリッドに燃費性能が劣る安いシステム」といったものです。
確かに燃費性能では比べるべくもないのですが、こと”走り”という面では違った魅力が見えてきます。
EVが嫌いな層にとっては、むしろマイルドハイブリッドこそ至高で、積極的に選びたいモデルだということを理解しましょう。

マイルドハイブリッド車解説

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